多くの美容室オーナーから、「手書き・手作りチラシ」と、女性モデルを使った「おしゃれチラシ」はどっちが効果があるか、またそれぞれの「メリット」「デメリット」の質問を受けます。

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プロが比較【おしゃれチラシ】と【手書きチラシ】効果とメリット・作り方のコツ

多くの美容室オーナーから、「手書き・手作りチラシ」と、女性モデルを使った「おしゃれチラシ」はどっちが効果があるか、またそれぞれの「メリット」「デメリット」の質問を受けます。

私の会社はこの10年、毎年30サロン以上の「美容室の集客チラシ」を制作してきました。そこでその経験をもとに、2つのチラシの「メリット・デメリット」を解説します。

「手作りチラシ」と「オシャレチラシ」どっちが当たる?

「手作り・手書きチラシ」の効果・結論

まったく違う作り方・デザインなので単純な比較はできませんが、

  • 「5000枚以下のチラシ枚数」
  • 「10人程度の新規客で良い」

という2つの条件なら、「手書き・手作りチラシ」の方が当たる(費用対効果が高い)と思います。

これは以前、私がワードで手作りしたチラシで、「3000枚で20人を集客」した経験から思います。

なおそのチラシには「割引」の特典はいっさい載せませんでした。シンプルに「サロンの想い・コンセプト」を強く打ち出しました。

また私の友人のサロンでは、オーナーが手作りでチラシをデザインしています。
それを毎月スタッフ全員でポスティングしており、月に5人~10人ほど集客していると聞きます。

というわけで、「少ない枚数(予算)」で「少ない新規客でも構わない」場合は、手書き・手作りチラシは十分に効果があると思います。

ただし、チラシに載せる「サロンのコンセプト」が弱かったり、集客ノウハウを理解した上で作らなければ、集客効果はかなり低いです。
つまり「まったく当たらない」事は珍しくないので、予算が少ないからこそ、十分に戦略を練って作って欲しいと思います。

女性モデルの「オシャレなチラシ」の効果・結論

今度は「オシャレなチラシ」の意見ですが

  • 「5万以上のチラシ枚数」
  • 「100人の新規客を目指す」
  • 美容業界の制作会社(プロ)が作る

という3つの条件なら、「オシャレなチラシ」の方が当たります。

ただし制作会社に作ってもらうのでデザイン費も必要ですし、さらに印刷枚数・配布枚数が多くなるので、手作りチラシよりも総コストは高くなります。

では、続いて2種類のチラシの「メリット」「デメリット」と
作り方のコツを解説していきます。

「手作りチラシ」のメリット・作り方のコツ

まず手作りチラシのメリット・デメリットが以下です。

手作りチラシ/メリット(良い点)

  • デザイン費が無料(オーナーやスタッフが制作する)
  • 少ない枚数で良いので、印刷費も安い
    (※ 参考:A4サイズ5000枚・・1万円未満)
  • 手作り/手書きチラシは「目立つ」ので印象に残りやすい

手作りチラシ/デメリット(課題点)

  • デザインに時間がかかる(他にすべき事ができない)
  • 内容を考えるのに時間がかかる
  • スタッフポスティングをする必要性(スタッフに負担がかかる)
  • 当たらない可能性も高い
  • 毎月チラシを配り続けると「暇な店」と思われる事もある

手作りチラシの「作り方」とコツ

<基本ソフト>

  • ワードで作るサロンが多い
  • プロが使う「イラストレータ」で作るサロンもある

<作り方>

「手書き」で作る場合は、手書きで作成後にスキャナで読み込み、その画像をワードに貼りつける。

そのワードデータを激安印刷会社の「プリントパック」などに、印刷用PDFデータに変換してデータ入稿する。

「手作り」する場合は、ワードやイラストレータでデザインして、同じく印刷用PDFデータに変換するなどして、プリントパックにデータ入稿する。

<内容>

  • 「割引」は必ずしも掲載しなくて良い
  • 新メニューやオススメメニューなどを定期的に変えながら掲載する(どんなメニューがオススメかを伝える)
  • サロンのコンセプト/想いを掲載する(「人間臭さ」「共感」がポイント)

<配り方>

  • 絶対にスタッフポスティングで配ること
  • 「一軒家」を狙ってポスティングすると当たりやすい
  • 1世帯に1回だけ配る(同じ家に同じチラシを何度も配る必要は無い)
  • 3~4か月に1回は違う内容のチラシを配る

「オシャレチラシ」のメリット・作り方のコツ

プロが作る、女性モデルのフォトを使った「オシャレチラシ」のメリット・デメリットが以下です。

プロのチラシ/メリット(良い点)

  • 「集客内容」をプロに相談できる(美容室専門の制作会社なら)
  • デザインがオシャレ(プロのクオリティ)
  • 綺麗な女性モデルの写真で作れる(美容室専門の制作会社なら)
  • 地図が見やすい
  • 作ってもらうので楽(サロンの時間・手間の負担が無い)
  • 配る手配(配布計画・業者手配など)もしてくれるので楽

プロのチラシ/デメリット

  • サロンのコンセプトや良さを制作会社に理解してもらう必要がある(文章や言葉で伝える)
  • デザイン費がかかる
  • 当てるには「枚数」がある程度必要(同じ家に最低でも3回配る)
  • 枚数が必要なので、配る業者の費用もかかる(スタッフだけでは無理)

プロのチラシの「作り方」とコツ

<作り方>

  • 打ち出したいメニューやコンセプトを制作会社に説明する
  • クオリティの高いフォトをサロンが持っている場合、制作会社にメールで送る
  • あとは制作会社と電話やメールでやりとりして進める。

<内容>

  • 綺麗な女性モデルの写真で「オシャレさ」「インパクト」を出す
  • 基本的に新規客のセットメニューを組み「割引」する
  • サロンのコンセプト/想いも掲載する
  • キャンペーン期間を掲載する(基本は3か月間)
  • スタッフ写真を掲載すると当たりやすい
  • 店舗写真を掲載すると当たりやすい

<配り方>

  • ポスティング業者や新聞折込などで配る
  • 1世帯に3回以上配る(同じ家に毎月、同じチラシを3回以上配ると当たりやすい)

「手作りチラシは2度と作らない」と誓った出来事

私は10年前に縁があって美容業界に関わり、集客や広告制作仕事をはじめましたが、スタート時は私1人の会社でした。
そして私自身はデザインが出来ないため、苦肉の策として「手作りチラシ」をワードで作っていました。

結果、その頃のチラシは「割引」は載せなかったものの、様々なテクニックを盛り込んだで「3000枚で20人の集客」という結果が出ました。

なお今では、私の会社には女性デザイナーがたくさんいるので、必ず「女性のフォト」を使って「オシャレなチラシ」を制作しています。

そして私はもう2度と「手作りチラシ」を作りません。

なぜ作らないかというと、以前に手作りチラシを納品したサロンで美容師スタッフ様にこう言われたからです。

『オシャレじゃない、この手作りチラシは配りたくありません。私たちは”美”容師ですよ。美しくないものはテンションが下がります・・』

当時は手作りでも「当たるなら、手書きでも何でも良い!」と思っていた私にとって、「スタッフさんが悲しくなるなら、”当たれば良い”という、私の考え方は間違っている。」と痛感し、猛反省しました。

それ以来、私は「手作り・手書き」チラシは作った事がありません。

私は、そして私の会社は、関わるサロンに1人でも多くの集客をして、
さらにスタッフさんがサロンを誇りに思える「オシャレな見た目」のチラシを作りたいと思っています。

なお、これはそれぞれの考え・スタンスです。
つまり、手作りチラシが「良い・悪い」「正しい・間違っている」ではありません。

このブログを読まれたサロン様で、いま手作りチラシを作っている方は、読むと気分を害されるかもしれません。本当に申し訳ありません。
ですから、「そんな意見もある」と思っていただけると幸いです。

ぜひサロンらしい素晴らしいチラシを作り、
地域の人にサロンの存在を伝えて欲しいと思います。

この記事を書いた人

中川 淳

中川 淳 株式会社IT-Brain(アイティブレイン)代表取締役。美容室専門の集客・求人プロデューサー。美容室で年間2000店舗以上/年間5万人の新規客の集客に関わる。 2014年、地域密着の美容室の集客方法をまとめた「行列のできる新規客の集め方」本を出版。Amazonランキング4部門で1位。 またセミナー講師もつとめ、経営者や美容師さんを中心に、受講者は全国で7,000人以上(2018年10月時点)。

株式会社IT-Brain(アイティブレイン)代表取締役。美容室専門の集客・求人プロデューサー。美容室で年間2000店舗以上/年間5万人の新規客の集客に関わる。 2014年、地域密着の美容室の集客方法をまとめた「行列のできる新規客の集め方」本を出版。Amazonランキング4部門で1位。 またセミナー講師もつとめ、経営者や美容師さんを中心に、受講者は全国で7,000人以上(2018年10月時点)。

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