美容室の「お店の名前の付け方」は、後で「失敗した」「後で店名を変えないといけない」「集客で困る」「ホームページが表示しにくい」などのトラブルが発生します。そこで美容室を新規オープン・独立・開業する際の、サロン名の付け方のポイントをまとめました。

独立・出店

公開日:2018/09/28

【美容院の開業】サロン名・店名・屋号の付け方【後で困る・トラブルになる名前】

美容室の「お店の名前の付け方」は、後で「失敗した」「後で店名を変えないといけない」「集客で困る」「ホームページが表示しにくい」などのトラブルが発生します。

そこで美容室を新規オープン・独立・開業する際の、サロン名の付け方のポイントをまとめました。

サロン名・店名を付ける時の「5つのポイント」

美容室の店名を付けるときの秘訣・ポイントが以下の5つです。

  • ポイント1・・お客様は「英単語のサロン名」では検索しない
  • ポイント2・・「カタカタ読み」できる事
  • ポイント3・・短めの名前が覚えてもらいやすい
  • ポイント4・・SEO対策で「不向きな英単語」を使わない事
  • ポイント5・・全国で「同じ店名・屋号」が使われていない事

また、付けると「後で困る・トラブルになる名前」もあります。
最悪のケースでは、オープンした後に「絶対・強制的に店名を変更しないといけない」ことがあります。

それでは上記の5つのポイントを1つずつ解説しながら、
「どんな店名が良いか」「どんな店名は付けてはマズいか」をお伝えします。

店名の付け方1:お客様は「英単語のサロン名」では検索しない

多くの美容師さんは独立・開業で店名を付ける時、英字のサロン名をつけます。
例えば「MINX」や「La Bless」などです。

この時、漢字・カタカナ・ひらがなのサロン名をつけるなら何も問題はありません。

しかし英字で店名を付ける場合は、「ネット検索」をする時にお客様とサロンでは大きく1つ、「行動の違い」があります。

それは入力する【サロン名の検索文字】です。

例えば「MINX」の場合、もちろん美容師さんやスタッフがネット検索する時は【MINX】と入力するでしょう。

しかし、お客様(一般人)は【ミンクス】で検索します。

また「La Bless」の場合、お店のスタッフなら「labless」と検索したり、正式なカタカナ読みの「ラ・ブレス」で検索します。

しかしお客様は【ラブレス】と入力します。
英単語で検索したり、カタカナで入力する時は「ラ・ブレス」の中点(・)は入力して検索しません。

これがサロンとお客様の「大きな行動の違い」です。
お客様が店名を「カタカナ」で検索する人は、全体の8~9割もいます。

実際に「美容室 MINX」よりも「美容室 ミンクス」の方がスムーズに入力できます。
同じく「美容室 La Bless」より「美容室 ラブレス」の方がスムーズです。

ネット集客がメインの昨今、この前提条件が分かった上でサロン名・店名を付ける必要があります。

そうでなければ「検索されない」「ホームページが見つからない」という問題が生まれ、集客で大きな影響が出てしまいます。

では具体的にどうすれば良いのか。それが次のポイントです。

店名の付け方2:「カタカナ読み」できること

「サロン名」はネット集客、具体的にはSEO対策(ホームページを検索上位)する時に、かなり重要な分かれ目になります。

そのため英字でサロン名を付ける場合、以下の2つをベースに考えて下さい。

  • 「カタカナ読み」が出来ること
  • または中学生が読める「簡単な英単語」を使う

例えば「DADA」というサロン名は素晴らしいです。間違いなく「ダダ」とカタカナで読めます。同じく「SHIMA」も「シマ」と必ず読めます。

また、中学生がわかる単語を使っている例だと「GARDEN」は「ガーデン」、「air」は「エアー」と読めます。

これは有名サロンの「誰でも読める」素晴らしい好例ですが、よくある英単語でサロン名をつけるには、同じサロン名が多すぎて悩むかもしれません。

そんな時は「造語」でサロン名を付けるのも良い方法です。

造語の店名例:大阪「La Bless」

例えば大阪の有名サロン「La Bless(ラ・ブレス)」の店名は、オーナー木村博次さんがつくった「造語」です。

その造語は木村さんの信条・信念であり、かつサロンの経営理念である「愛と感謝があふれるサロン」から名付けました。

  • 愛 = love (カタカナ読みではラブ labu)
  • 感謝 = bless

このようにカタカナ読みが出来るなら、造語でサロン名をつけるのも良い方法です。

「カタカナ読み」できない単語でサロン名を付けない

そもそも「カタカナで読めないサロン名」は、後で集客に困ります。
なぜならお客様が読めないので、検索してくれないからです。

その読めないサロン名の代表例が「ドイツ語」「フランス語」で付けた店名です。

なお、これらの国の単語を否定したいわけではありません。
実際に私の取引先や友達のサロンの中には、ドイツ語・フランス語・スペイン語・チェコ語など、様々な店名の美容室が数多くあります。

しかし、どこも「基本はカタカナで読める」サロン名です。

結論としては何語でも構いませんが、「カタカナで読めるか?」を考えた上で店名を付けてください。

店名の付け方3:短めの名前が覚えてもらいやすい(カタカナ5文字以内)

カタカナで読める以外でも、出来れば「短めのサロン名」の方がオススメです。
「短め」の基準が難しいところですが、「カタカナで読んで5文字以内」が理想だと私は思います。

短いと何が良いのかというと、利点が2つあります。
1つは「お客様に覚えてもらいやすい」点。

長いサロン名、カタカナで読めないサロン名は、かなり覚えてもらいにくいです。
そういったサロンは、何年も通う既存客なのに実はサロン名を知らない・覚えていない人も結構います。

2つめの利点は、短い方が「SEO対策で有利」です。
逆に文字数が長いサロン名はSEO対策がしにくいです。

これは専門的になるので説明を省略しますが、出来るだけ短いサロン名の方が、SEO対策がしやすいです。

店名の付け方4:SEO対策で「不向きな英単語」を使わない事

美容室のホームページで私たち制作会社が、SEO対策でかなり苦労する店名があります。

その1つが「home(ホーム)」さんです。

「home」という単語は、世界中の全てのホームページ(homepage)で使われている単語です。またホームページのトップページを、業界では「ホーム(home)」と呼びます。

そのためネットの世界では、あまりにも同じ単語がありすぎて、なかなか検索にひっかりません。

「home(家)」というサロン名は本当に素敵ですが、ぜひ「ネットで不利な店名がある」という事を考慮して店名を決めるようにしてください。

なお「この名前にしようかな?」と思った時は、まず候補のサロン名をカタカナで入力して検索したり、「美容室 (候補サロン名)」で検索して確認しましょう。

店名の付け方5:全国で「同じ店名・屋号」が使われていない事

最後に、「最も付けてはいけない店名」について。

基本的にネット検索して「同じ店名」のサロンがあった場合は、その名前は避けた方が良いです。

なぜなら、検索して表示されたサロンが「店名を商標登録している」可能性があるからです。
「店名を商標登録している」というのは、簡単に言うと「他の美容室で同じ名前は使えない」という意味です。

これが仮に北海道にあるサロンが先に商標登録していて、沖縄県で同じサロン名で新規オープンしたとしてもアウトです。
都道府県が違っても、「同じ業種で同じ店名」は使えません。

もしも知らずに同じ名前でオープンした場合、後で商標登録しているサロンから「名前を変えてください」という通知書が届く場合があります。
こうなると、絶対に変える必要があります。

実際に私の友人の美容室では、この10年で4人ものオーナーが通知書が届いて、サロン名を変えました。

弁護士に相談して色々と手を尽くしましたが、「絶対に変える必要がある」とのことで、泣く泣くお店の外観のサロン名(看板)から、会員カードやホームページまで、すべて総リニューアルして作り直しました。

そのため美容室を新規オープンする際には、ネットで店名を検索して、「同じ名前が使われていないか」をチェックしましょう。

店名の付け方:まとめ

以下に「独立開業・新規オープン」時に関連した、アクセス数が多い
5つのブログ記事をご紹介します。あわせて参考にしてください。

最後に繰り返しますが、美容室は「ネット集客の時代」です。
そしてネット集客で、サロン名は大きく影響します。

そのため、店名をつけるポイントは以下です。

  • 誰でも読める(カタカナ読みできる)
  • 出来るだけ短め(カタナカ5文字以下)
  • ネットで検索して他に無い

以上をもとに、ぜひお客様が覚えやすい素敵なサロン名を名付けてください。
そして大成功してください!

あなたが最高に幸せで、素敵なお店がオープンが出来ますように。

この記事を書いた人

中川 淳

中川 淳 株式会社IT-Brain(アイティブレイン)代表取締役。美容室専門の集客・求人プロデューサー。美容室で年間2000店舗以上/年間5万人の新規客の集客に関わる。 2014年、地域密着の美容室の集客方法をまとめた「行列のできる新規客の集め方」本を出版。Amazonランキング4部門で1位。 またセミナー講師もつとめ、経営者や美容師さんを中心に、受講者は全国で7,000人以上(2018年10月時点)。

株式会社IT-Brain(アイティブレイン)代表取締役。美容室専門の集客・求人プロデューサー。美容室で年間2000店舗以上/年間5万人の新規客の集客に関わる。 2014年、地域密着の美容室の集客方法をまとめた「行列のできる新規客の集め方」本を出版。Amazonランキング4部門で1位。 またセミナー講師もつとめ、経営者や美容師さんを中心に、受講者は全国で7,000人以上(2018年10月時点)。

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