美容室のホームページは「ブランドイメージ」を高めて「集客」と「求人」チャンスを作るためにあります。しかし完成後、「デザインが悪い」「検索しても出てこない」「作成後の対応が悪い」また業者が「美容室の集客や求人の知識がまったく無い」という例がよくあります。つまり制作会社の選び方も重要です。

業者の選び方

美容室ホームページ制作会社の選び方【良い業者10条件】失敗しない方法

美容室のホームページは「ブランドイメージ」を高めて「集客」と「求人」チャンスを作るためにあります。

しかし完成後、「デザインが悪い」「検索しても出てこない」「作成後の対応が悪い」また業者が「美容室の集客や求人の知識がまったく無い」という例がよくあります。

つまり制作会社の選び方も重要です。

そこで今回は、美容室のホームぺージ制作を依頼する際に、
選んでも良い制作会社かを判断する、「10のポイント」をご紹介します。

良い業者が持つ10の条件」

私の会社は美容室専門で500以上の美容室ホームページを制作した経験から、私の会社が標準でしていること、同じく美容室専門の同業他社がしている「10個の共通点」があります。
その共通点・条件が以下です。

美容室に推薦できる制作会社「10の条件」

  1. リース契約で作らない(リース制作の会社は絶対ダメ)
  2. 美容室サイトの制作実績数(最低50以上)
  3. 美容室の「集客・求人」知識がある(美容室の専門知識)
  4. オシャレなデザイン力(ブランディング)
  5. オリジナルの「スタイル写真(フォト)」を持っている
  6. htmlコーディングの技術力(SEO対策を理解した内部構造)
  7. SEO対策で必須の「Google3種類のサービス」を取得・設定してくれる
  8. スマホ対応が標準(レスポンシブ)
  9. ワードプレス(自社ブログ)が標準装備
  10. SNS集客(特にインスタグラム)に詳しい

ではこの1つ1つを詳しく解説していきます。

制作会社の選び方1:リース契約ではない

絶対に「リース契約」ではない制作会社を選んでください。

制作費用を「一括」ではなく、「分割」で毎月支払えるため、「支払いが楽」だと思ってリース契約で制作するサロンが多いですが
実はホームページは原則、「リースで制作するのは違法」です。
(※「触れる物体」がないとリースは組めない/無形のホームページは通常は対象外)

そもそもリースでなくても、制作費を安くして制作するは沢山あります。

しかし私が「リースで制作ダメ」と書いた理由は、違法だからではありません。
「サロン側の立場が弱すぎる」からです。
さらに制作会社側「だけ」にメリットがあるためです。

リース契約をすると、お金の流れは以下となります。

  • 制作会社はリース会社から「一発で全額入金」される
  • サロン側は制作会社ではなく、リース会社に「分割額(高い金利が載る)」を毎月払う

そのためホームページ完成後、更新・修正を制作会社に依頼しても、制作会社は「すでにお金をもらっている」ため、なかな更新してくれない会社が多いです。(対応が遅い)
ひどい会社になると、いろいろ理由を言って作業しない・法外な別途費用を請求する会社もあります。

ですから美容室がホームページを作る場合は、絶対に「リースで制作だけはダメ」です。
私の取引サロンの多くは、これで失敗して作り直しています。

実際に、私の会社はリースでホームページ制作したことは1度もありません。
また私の周りの美容室サイト制作が得意な会社でリース制作する所は1つもありません。

制作会社の選び方2:美容室サイトの制作実績数

サロンのホームページは「見た目がもっとも重要」です。
それが集客や求人に大きく影響します。

そのため最低でも、美容室のホームページを50個以上つくった実績があるか。

「見た目がオシャレ」に作れる制作会社かは、実績数とも比例します。
そのため必ず、美容室のサイト制作数を聞くようにして下さい。

制作会社の選び方3:美容室の「集客・求人」知識がある

美容室の専門知識があるかどうかは、大きな条件の1つです。
特に「求人」に関して、その難しさは異業種の比ではありません。

一般企業の「新卒採用」の求人倍率は約9倍(2018年)と言われ、過去最高峰の難しさです。
しかし美容師の新卒採用はなんと「100倍以上」。地域によっては200倍を軽く超えています。もはや一般企業の比ではありません。

ここを踏まえて、どんなホームページを作るが重要になります。
そのため、美容業界の専門知識がある業者を選ぶ方が、求人の確率が高まります。

例えば美容室の求人パンフレットも作っている会社は、美容業界に詳しい会社なので、それを聞くのも良いかもしれません。

ホームページ集客とホットペッパー集客

最近ではホットペッパーの集客力・影響力が強くなりすぎて、ホームページだけで集客するのは難しくなっています。
そんな背景から、美容室に詳しい制作会社は、取引サロンからホットペッパーに関する質問や相談を数多く受けています。

結果、「ホットペッパー集客のノウハウ」も沢山もっています。(美容室の「ネット集客」全般に詳しい)

「集客」と「求人」は、サロン経営の生命線。
これらに詳しい制作会社かを必ず確認して、制作会社を選んで下さい。

制作会社の選び方4:オシャレなデザイン力

女性ターゲットのビジネスである以上、オシャレなデザイン力があるかが重要です。
そのため美容室サイトの制作実績数を聞いたり、最近の制作サイトを必ず見せてもらいましょう。

なおホームページのデザインはトレンドがあり、常に変わり続けています。
そんため、この1~2年以内のデザインをいくつか見るだけで、十分にセンスやデザイン力が分かります。

また次の5つめの項目「オリジナルのフォト」を持っているかでも、デザイン力があるか制作会社かどうか分かります。

もちろんサロンが自前のフォトを持っていて、そのクオリティが高ければ、制作会社がフォトを持っている必要はありません。
自前のフォトでホームページをおしゃれにデザインしてもらうのが最良です。

制作会社の選び方5:オリジナルのフォト(スタイル写真)を持っている

顔の可愛い・綺麗な女性モデルのフォトがあると、美容室のホームページは最高に引き立ちます。
言い換えると、きれいな女性モデルのフォトが無いと、美容室のホームページはかなり作るのが難しいです。

しかし「自前のフォト」を持っていない美容室はたくさんあります。

そこで美容室の制作が得意ではない制作会社は、ネットの無料・有料素材を探します。
しかし、美容室のホームページに使える、綺麗な女性の写真素材はほぼありません。

ネットの素材はクオリティが低く、なによりヘアスタイルが古いです。さらにファッションもメイクが古くて、オシャレな美容室のサイト制作ではまったく使えません。

そのため、私の会社ではプロモデルやカメラマンを呼び、オリジナルのフォトを年間2000枚以上撮影しています。
これは私の会社だけでなく、美容室ホームページ制作を専門にする会社は「当たり前」のことです。

そのため制作会社を選ぶ時は「オリジナルのフォトを持っていますか?」と確認してください。
沢山持っていれば、美容室のホームページ制作が得意な業者のはずです。

制作会社の選び方6:htmlコーディングの技術力

ホームページを作るには「デザイン作業(見た目)」と「コーディング作業(ホームページ化/HTML)」の2つの作業が必要です。

特にコーディング技術は、トレンドや最新技術が変わり続けており、SEO対策に大きく影響していきます。

コーディングの技術力が高い・低いを判断するの難しいですが、制作実績数さえ聞けば、おおよそは比例します。
そのため制作実績数

制作会社の選び方7:「Google3種類のサービス」を取得・設定してくれる

以下の3つのサービスはホームページをSEO対策するために、必須のサービスです。そして全て「無料」で取得できます。

そのため以下を「無料」で取得代行して、ホームページと連携させてくれる業者を選んでください。

  • Googleアナリティクス(google analytics)
  • Googleサーチコンソール(Google Search Console/旧:Googleウェブマスター)
  • Googleマイビジネス

言い換えると、この3つを取得・連携させずにホームページだけ作っても、検索されて上位になることは絶対にありません。

実際に私の会社では取得していますし、美容室のホームページ制作を得意とする会社は、必ずこの3つを取得代行してホームページに盛り込んでいます。

この3つが「有料」だったり、対応しない業者は「まともな業者」ではありません。
制作会社を選ぶ際は、この部分を必ず確認してください。

制作会社の選び方8:スマホ対応が標準

スマホでホームページを見る人は80%以上います。
そのためスマホ・タブレットに対応した「レスポンシブwebデザイン」で作る業者を選んでください。

なおこれを別途「有料」にしている会社は、良い制作会社とは思えません。

なぜなら、無料の作れるホームページサービスでさえ、レスポンシブ対応しているのが最近では普通だからです。

必ず、標準的にレスポンシブ対応で制作してくるか確認してください。

制作会社の選び方9:ワードプレス(自社ブログ)が標準装備

ホームページ内にワードプレスでブログを設置して(またはワードプレスで制作)、ブログを更新することで、SEO対策になります。
これを標準対応してくれる業者を選んで下さい。

制作会社の選び方10:SNS(特にインスタグラム)に詳しい

インスタグラムは「集客」だけでなく、美容師の「求人」に大きな効果があります。

例えばインスタグラムと「ホットペッパー」を上手く連携すると、ホットペッパーの新規客数も増えます。

また、いまどきの新卒学生は興味をもったサロンのホームページ、ホットペッパー、そしてインスタグラムを必ずチェックしています。そのためインスタグラムは求人にも活かせます。

ですから「集客・求人」のために、ぜひインスタグラムはして欲しいと思います。

そういった背景から、制作会社がインスタグラムに詳しいのが理想です。
(※ SNSに絶対に詳しくないとダメという事も無い/それよりもデザイン力や業界知識がある方が優先)

まとめ:制作料金とホームページの必要性

「美容室専門」の制作会社に依頼する場合、「制作費が高い」かというと、実際は異業種の制作会社の方が高いかもしれません。

例えば私の会社では1人~3人までの美容室向けのプランとして、初期費用0円で、月額1万円のプランで制作しています。
また他の美容室専門の制作会社も、同じくリーズナブルな会社はいくつもあります。

制作会社は数多くありますが、デザイン力、SEO対策、集客や求人など得意分野が違うので、サロンの課題にマッチした制作会社をぜひ選んでください。

最後に「小規模のお店はホームページが不要」という意見もありますが、私は異論があります。それはもったいない意見です。

お店に実力があり、口コミになればお客様はホームページを探します。
どんなスタッフがいて、店舗の雰囲気などをお客様はチェックします。

つまりホームページが無いと
「見えない新規集客チャンス」を失っています。

また新卒生・中途転職の美容師は、100%ホームページを見ます。
特にスマホで見るので、スマホの求人ページの高いクオリティが必須です。

つまりスマホのホームページが無いと
「見えない求人チャンス」も失っています。

ぜひ、あなたのサロンのブランドイメージに合う、
素敵なホームページを制作してもらってください。

この記事を書いた人

中川 淳 株式会社IT-Brain(アイティブレイン)代表取締役。美容室専門の集客・求人プロデューサー。美容室で年間2000店舗以上/年間5万人の新規客の集客に関わる。 2014年、地域密着の美容室の集客方法をまとめた「行列のできる新規客の集め方」本を出版。Amazonランキング4部門で1位。 またセミナー講師もつとめ、経営者や美容師さんを中心に、受講者は全国で7,000人以上(2021年7月時点)。

株式会社IT-Brain(アイティブレイン)代表取締役。美容室専門の集客・求人プロデューサー。美容室で年間2000店舗以上/年間5万人の新規客の集客に関わる。 2014年、地域密着の美容室の集客方法をまとめた「行列のできる新規客の集め方」本を出版。Amazonランキング4部門で1位。 またセミナー講師もつとめ、経営者や美容師さんを中心に、受講者は全国で7,000人以上(2021年7月時点)。

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